top of page

勇気と成長

By M.N

 

滞在場所:イリノイ州

滞在期間:11か月

 

 

現地の現状を教えてください

―自分が派遣された地域はヒスパニックが多く居住している地域でした。故に多くの大人が英語がネイティヴほど喋れないという現状がありました。
コ ミュニティ自体は基本的にそういった人々のみで構成されているので、その中でのコミュニケーションに問題は発生しなかったようです。しかしやはり都市に出 かけるとなると第一言語としての英語が必要なので、意思の疎通が正確に図れないという光景を何度か目の当たりにしました。
治安、経済的な面では日本との大きな異なりは感じませんでした。

 

現地でどのような活動をしたか・どういった理由で滞在したかを教えてください

―形態はホームステイです。
ホストペアレンツ、一つ年上のホストブラザー、そして11歳のホストシスターがいました。
日本がとても好きなホストファミリーだったので、主に日本の料理を振る舞ったり、日本からの贈り物と共に文化の共有をしました。

 

現地でどのような人と触れ合ったか教えてください

―学校の生徒の大半がバイリンガルでした。
小さい頃から家庭でのコミュニケーションはスペイン語、学校などのコミュニティでは英語で行ってきた生徒達はその2ヶ国語をどちらも第一言語として扱える人々でした。
親の母国にも今住んでいる地域にも愛着はあるようで、両方の文化を尊重する素敵な人々と触れ合うことができました。

 

現地で感動したこと・驚いたことはなんですか?

―既に書いたように学校では誰もが英語、スペイン語の2ヶ国語を完璧に会得した人々なので、会話が突然、英語からスペイン語になったことがあってよく驚かされました。
学校でフォーレターズワードなどを言うのは教師の目を考えるとあまり良くありません。しかしアメリカ出身がほとんどの教師の方々はスペイン語が分からないの で、生徒同士の口論で、怒った時に急にスペイン語が飛び出したりすることがありました。なんと言っているかわからない分教師の方やセキュリティの方々は咎めることもできないようで、分かる生徒にとっては愉快なことだったろうなと思います。

 

現地での活動を通して学んだことはなんですか?

―人と関わることの大切さを学びました。
価値観の違うコミュニティに自分から入り込んでいくことでより多様な人に出会うことができました。そこで助けてくれる人や色々教えてくれる人に、「もっと自分を知ってもらいたい」「自国の文化を共有したい」と思い、良いコミュニケーションが取れます。
そういったやりとりが自分の英語力の向上、グローバルな考え方を養うことにつながったのかと思います。

 

これから世界に羽ばたこうとしている中高生へのメッセージ

―環境の違いに不安になることはあると思いますが、助けてくれる人は周りに案外いるものです。
そういった人を探すこと、自分から勇気をもってそういった人と繋がろうとすることそれ自体が、自分の成長に繋がると思います。

 

 

bottom of page