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異文化「理解」って?

By ヒロ・ハマダ

 

 

滞在場所:フロリダ州

滞在期間:11か月(継続中)

学年:高校2年生

 

私は現在フロリダ州タンパという小さな港町に滞在中です。 留学の素敵な点は他の人達がたくさん書いてくれていると思うので現地で大変だったことを書いてみたいと思います。

 

1番悩んだことは人種差別です。

これは別に私が差別されたという訳ではありません。人種が原因で苛められている人を見たわけでもありません。

 

「異文化理解とはその文化や価値観を賛成できなくても考えとして受け入れることである」

 

これは異文化理解について1番よくきく言葉だと思います。とてもポピュラーな考えですが、アメリカという多文化国家に飛び込み始めてそれがどれくらい難しいのかを実感しました。 フロリダは南からの移民が多く、学校には様々な人種が入り混じっています。

直接的な発言はないものの、同じ人種同士で集まったり、人種に関わるジョークをたくさん聞きます。

「あの車遅いからきっと老人か黒人が運転してるわ」

などという言葉を聞くたびにもやもやし怒っていました。 ブラック、ホワイト、肌の色で区別することがどうしても理解できません。 仮に白人と黒人のハーフが二人いて一人は肌が白く、もう片方が黒いと、育ってきた文化に関係なく肌が白い方だけがホワイトとして認識されます。アメリカにかぎったことではありませんがそういう言葉を聞くたびに悔しく落ち込んでいました。

 

異文化理解って必ずしも理解しなければいけないものなのでしょうか? 受け入れるってどこまででしょう?? 尊重されるべき文化とそうでない文化ってあるのでしょうか? 異文化理解ときくと何でも受け入れなきゃ、という気持ちになってしまいますがどのレベルまで受けいけるのか、受け入れるとは何か?そんなことを留学前に考えておくと「受け流す」、ということができ留学生活をより楽しめると思います。

 

長くなりましたが留学はとても楽しく、たくさんのことを経験できる場です。 若いうちに留学を体験できることはとても素敵なことだなと思います。他国に飛び出そうという人を尊敬し、応援しています。頑張ってください!

 

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