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若い私たちだから

By ひかり

 

滞在場所:テネシー州

滞在期間:10か月(継続中)

学年:高校2年生

 

私は10ヶ月の留学プログラムの派遣生として、テネシー州の首都から1時間離れたところにあるクラークスビルに滞在しています。

住宅地なので人には会いますが、車で5分運転すれば馬やヤギのいる牧場がいくつもあり、学校や、店の多い場所に行くにも15分くらいは車を走らせなくてはいけないようなところです。

 

1月の終わりに、私の所属している団体のMid-Year Orientation という、テネシーを含めこのあたりの4つの州にステイしている留学生が集まる合宿がありました。

そこには22ヵ国からアメリカに来ている48人の留学生が参加して、自分の国についての紹介やアメリカでのここまでの生活の様子などを話し合い、とても楽しくて刺激的な時間を過ごせました。

留学生の中にはヨルダンやパキスタンから来ている男の子達もいました。彼らの国はアメリカと対立しているし、ちょうどその頃ISISの日本人人質事件が話 題になっていた頃でしたが、私達の中に彼らに偏見を持つ人は一人も居らず、また彼らも堂々と自分の国のテロに対する意見を聞かせてくれました。

他にも中国や韓国など日本と政府同士が関係の悪い国から来ている留学生とも、名前を教え合うだけですぐに友達になることができました。

夜にはプログラムとは別にホテ ルの一部屋に留学生たちがまだまだ話したい!ということで集まって交流しました。

 

ここで私が感じたことは、若い私たちはいい意味で国同士の事情を気にせず、簡単に一つになれるということです。大人になってもその気持ちを忘れることがないように、今後も世界中に友達を増やしていきたいと感じました。また、若い世代が世界中から集まって交流したり、世界に何かを発信する取り組みには今後もぜひ参加したいと思います。

 

こんなエピソードを体験した人は多いかとは思いますが、留学団体という形だったから一人でこんなに頑張っている同世代の人たちと触れ合えたのだと思います。さらに派遣先がアメリカだったから、派遣生の出身国も22ヵ国と多かったんじゃないかなと感じます。

 

今後世界に羽ばたく人へ、行く時は何でも受け入れ態勢で行くということを大事にしてください。あと英語力に自信がなくても、とりあえずいろんな人に話しかけて知り合いを増やすことが大切だと思います。

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