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美しい自然に助けられて

By うりぼー

 

滞在場所:ニュージーランド

滞在期間:5年

学年:高校3年生

 

私は小学校5年生から中学卒業までニュージーランドに住んでいました。この5年間で、私は現地校のPrimary School (小学校)、Intermediate School(中学校)、High School(高校)に通いました。このような環境の変化に耐えられたのは、ニュージーランドのゆったりとした雰囲気と美しい自然のおかげです。

 

日本の小学校では何も困らなかったのに、Primary Schoolでは英語がわからなく、ショックを受けました。ここでは先生や周りの子のせかさない、自然の中に生きることで育まれた、ゆったりとした態度に助けられました。英語ができなくて、成績があまりよくなくても、努力をしている様子を周りに評価してもらい、段々と自信を持つことが出来ました。

 

Intermediate Schoolでは、私以外にアジア人がいなかったため、いじめにあいました。でも、そのような時でもニュージーランドの果てしなく青い空や広がる芝生を見ていると、自然に「自分はここで頑張らなきゃいけないのだ!」という気持ちになれたのです。

 

High Schoolは、初めてちゃんとした友達と言える仲間に出会えました。家族の様々な事情により、私はニュージーランド滞在の最後の4か月間を家族のお友達(台湾人のファミリー)の家にホームステイすることになってしまいました。家族で今まで団結して頑張ってきた私にとっては、あまりにも辛い経験でした。泣きそうになったときは、いつも空を見上げ、大自然から元気をもらい、無事その期間を過ごすことが出来ました。

 

自分の経験から皆さんに言いたいこととは、自然を愛し、大切にすることが、如何に自分に力を与え、寛大な心を持てるようになるかということです。

 

私がどんなに落ち込んでいてもニュージーランドの空は青く、澄んでいました。そのような様子がまるで自分を受け入れてくれているかのように私は感じました。私はそんな自然を見習い、自然に触れたあとは寛大な人になろうと心がけました。

 

今飛び交っている‘グローバル人材’とは、寛大な心を持ってどのような考え方をもまず認める力を持っている人のことを指すと思います。将来留学へ行く準備として、身近にある自然を愛し、普段会うクラスや学校の仲間の意見を寛大な心を持って聞くことから始めてみてはいかがでしょうか?

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