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一歩外に出たら日本代表

By ゆー

 

滞在場所:フランス ルーアン(パリから北に1時間)

滞在期間:1年間

学年:大学4年生

 

現地の現状を教えてください

―当時はアフリカ植民地でのテロ行為等があった為、何度かパリまでの電車が止まってしまったり、ストライキが起こってインフラが麻痺するなどの事態は経験した。
ルーアンは極めて平穏な地域で、パリに比べると非常に暮らしやすい。ジャンヌダルクが没した土地でもあるので趣もある。地域柄、曇りや雨の日がほとんど。英語を扱える人は、現地大学生以外ではほとんどいない。

パリでは黒人やアジア人に対する差別意識が未だ根強く残っている為、意識は必要。スリやひったくりも多い為旅行者は特に警戒すべき場所である。特に日本人は群れて行動する上に警戒心が無さ過ぎるので、狙われやすい。

 

現地でどのような活動をしたか教えてください

―現地のビジネススクールにてMBAを志す学生たちと学んだ。
プレゼンテーションやリサーチなどを多国籍のグループを組んで何度もプロジェクト形式で回していき、実戦形式で学んでいった。

旅行は北欧諸国を含めた周辺の国々10ヶ国に訪れた。

 

現地でどのような人と触れ合ったか教えてください

―アルコール類が苦手な為、西欧系の人たちの集まるクラブやバーのような場所にはほとんど行けず、なかなか腹を割って話せる友人はできなかった。
その代わり図書館等にいることが多かったので、勉強熱心なアジア系の学生とは広く知り合うことができた。

 

現地で感動したこと・驚いたことはなんですか?

―教育制度や歴史について語れると、結構話が盛り上がります。

 

現地での活動を通して学んだことはなんですか?

―多国籍の集まる人種の坩堝の環境だったので、『本当の意味での英語』に触れることができた。
彼らは我々日本人と同じように、第二言語として英語を話すので、大学に入ってから見聞きしてきたネイティブイングリッシュとは全く質が違います。全世界の英語話者の人口のうち、ノンネイティブの方が多いのは 明らかで、これから先国際化した社会で活躍する上で、そんな人たちとしっかりとコミュニケーションをとれる能力というものは必然になってきます。そういう意味で、違和感のある英語ばかりが溢れる1年間でしたが、いい経験を積むことができたと今では思っています。

 

これから世界に羽ばたこうとしている中高生へのメッセージ

―『留学に行ったら話せるようになる』というのは幻想。
『留学は楽しくてキラキラしている』というのも幻想。

一歩でも日本から出たら日本代表という自覚を持って過ごしてください。

 

 

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