top of page

Bonne Chance!!

By さや

 

滞在国:フランス

滞在期間:3年間

学年:高校3年生

 

私は、小学校3年生から6年生までフランスに住んでいました。

でも、私の場合は留学ではなく、父の仕事のためだったので、最初はただついていくという感じでした。

 

それまで普通に日本の小学校に通っていた私は、もちろんフランス語は全く知りませんでした。どうなるかとても心配しながら初めて現地の小学校に行った日は、今でもとてもよく覚えています。私が入ってきたことを知った周りのフランス人の生徒たちは、休み時間になると一生懸命英語や身振り手振りで話しかけてくれました。そのため、学校には自然に馴染むことができたと思います。

フランス語を少し話せるようになってからも、そこで仲良くなった友達は私が間違えるといつも丁寧に直してくれました。その時の友達とは今でも連絡を取り合っています。

 

学校に通っていて特に驚いたことは、お昼の時間が長く、家に帰って家族と食べるか給食を食べるか選べたことです。

また、フランスでの毎日の過ごし方は、日本と大きく違いました。日本では、ほとんど毎日習い事や塾に通っていて休みが滅多にないという小学生もめずらしくありません、しかし、フランスの小学校は毎週水曜日が休み。塾もないため、週末には友達の家に泊まりに行ったり、家族で出かけたりとリラックスできる時間がたくさんありました。長期の休みであるバカンスも頻繁にあり、その期間は宿題もなかったため、ヨーロッパの国々にもたくさん旅行することができました。

 

このように、フランスにいた頃はとにかく楽しかった思い出ばかりです。自分が小学生だった、そして日本に帰ってきたという現実を受け入れたくなかったせいもあるのか日本との違いについて考え始めたのは帰国して数年経ってからでした

 

特に意識するようになったのは、外国人との関わり方です。日本では、周りの人と違う、ということがポジティブに捉えられないことがあります。日本では外国人は珍しい存在で、英語に対して苦手意識を持っている人が多い、また海外で起きている事にもあまり関心がないと思います。

それに対して、フランスは移民の人を多く受け入れていたため様々な人種の人が住んでいたし、積極的に外国語を話そうという態度がありました。例えば、学校で少し習っているだけだとしても、私ドイツ語話せる!というように(笑)。

 

でも、そのような環境で育ったからこそ、日本では失敗することが嫌で挑戦しないことや、自分の意見を言わずに周りに合わせてしまうこともあった自分が変わることができたのかなと思います。

 

フランスでの三年間がなかったら、今の私はいないと思います。それぐらい、その時の経験は自分にたくさんの刺激を与えてくれたし、考え方も大きく変わりました。

外国人は日本人ほど周りの人にどう見られるかを気にしていません。たとえ英語が出来なくても、フランス語が通じる国もたくさんあります。またヨーロッパでは英語以外の言葉を勉強している人も多くいます。みなさんも、他の言語にチャレンジしでみるのはどうでしょうか。きっと新しい発見があると思います!!

 

bottom of page