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日本の真裏から

By てる

 

滞在国:アルゼンチン

滞在期間:11か月

学年:高校2年生

 

現地の現状を教えてください

―自分は、アルゼンチンの中心にあるサンルイス州の州都に派遣されました。

そのためアルゼンチンの中では、都会の方です。街の中心地は、広場、教会を中心に 店が多く広がっていて、とても西洋の雰囲気が感じられます。アルゼンチンの他の町にも訪れましたが、どの町も中心地の構成はとても似ています。サンルイスはカトリックの教会が多く、だいたいの公園にキリスト教の銅像などがあります。ここでは、日が出ている間は一人でも外を歩けますが、町では携帯や財布など の盗難がとても多いので常に気をつける必要があります。夜は治安はよくありません。町を歩いていて、カツアゲされるのが珍しくないので常にポケットにはお 金を少し入れておかないといけません。

地域特有の問題としては、洪水の被害が大きいことがあります。ボランティアに他の町に行った時のことですが、川の氾濫で街の木々は倒れ道路も大変なことになっていました。まだ交通の整備が整っていないところが多くあります。

 

現地でどのような活動をしたか・どういった理由で滞在したかを教えてください

―AFSという留学団体を通した2月から11ヶ月の留学で、現地の家庭に無償でホームステイをさせてもらっています。

 

現地でどのような人と触れ合ったか教えてください

―この一ヶ月だけで本当に色々な人に出会いました。ここにいる人は日本人だからどうこうじゃなく、とにかくとても暖かいです。学校の友人、近所の人、街の人、知り合いかどうかは関係なくとにかく気さくに話しかけてくれ人とのつながりはどんどん広がります。ここにきている他の国からの留学生との交流も定期的にありアルゼンチンにいるだけで、色々な国の話を聞けてとても充実しています。

 

現地で感動したこと・驚いたことはなんですか?

―自分が紹介したいのはアルゼンチンの食文化です。
アルゼンチンではまず時間感覚が違い、すべて日本の二時間遅れくらいです。そのため、夕食が夜の10時くらいなので、だいぶお腹にたまります。

日本では夕食がメインですが、ここでは昼食の時間をとても大事にします。昼ごはんの時間になると学校、仕事から一度家に帰り家族全員でご飯を食べます。ここの昼食はとにかく肉が多いです。どれも分厚く、どれも美味しく、もう日本でお弁当には戻れない気がしま す。朝ごはんは基本コーヒーとビスケットだけ、夜ご飯も日本より少なくヨーロッパの食文化が多く見られます。日本とはだいぶ違いますが、毎日の食事の時間 はとても楽しいです。

 

現地での活動を通して学んだことはなんですか?

―人とのつながりの大切さです。ありきたりかもしれませんが、この一ヶ月で自分は本当に実感させられました。周りの家族、友人、知人はとても暖かくそして自分の国の文化を知ろうとしてくれ、アルゼンチンの文化を教えようとしてくれて、いつも興味を示し、文化の違いを受け入れてくれました。だからこそ、ここにいる人たちに地球の真裏にある日本についてたくさん知ってもらい、自分だけじゃなくて自分と触れ合うすべての人と異文化交流の輪を広げ、外の世界に興味を持ってもらおうと自分から行動をすることができました。毎日が挑戦の日々であるよう、残り10ヶ月を過ごしたいです。

 

これから世界に羽ばたこうとしている中高生へのメッセージ

―留学に対して、たくさん不安があるかもしれません!たくさん期待があるかもしれません!でも、苦しんでこその留学です。自分と真正面から向き合える一年が留学です。今、自分もそんな状態です。でもその経験は必ず自分に活きると思うので、ぜひその一歩目を踏み出して欲しいです。

 

 

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